アサーションを学ぼう!相手の意見を尊重し、自分の意見を言う技術

「言いたいことを言えずに、意見を飲み込んでしまっている人」
「意見を攻撃的に発してしまう人」
「自己主張の正しい方法が分からない」

そんな人にぜひ学んで欲しいのが【アサーション】という技術です。
アサーションを身に着けることによって、正しい人との関わり方が分かるようになり、自分の意見を正しく主張できるようになります。

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アサーションとは何か

アサーションとは、相手と自分を尊重し、互いの意見を中立の立場で考えるようにするための自己表現方法です。

アメリカで生まれたカウンセリング手法で、対人関係改善に幅広く役立てられています。
私のうつ病のときに通っていた心療内科でも、このアサーションを駆使してカウンセリングを行っていました。

 

アサーションでは、対人関係の取り方を3つのタイプに分けています。

  1. 非主張的 (ノンアサーティブ)

    自分のことを後回しにして、他人を優先してしまうタイプの人です。

  2. 攻撃的  (アグレッシブ)

    自分を優先的に考え、他人を踏みにじるようなタイプの人です。

  3. アサーティブ

    自分の主張したいことはきちんと主張し、相手も尊重するという、自分も相手も大切にするタイプの人です。

 

アサーションを学んで正しい自己主張を学べば、相手が反発したい気持ちになる程一方的な主張を改善することもできるし、相手に真意が伝わらないような弱々しい主張も改善することができます。

 

”強”でも”弱”でもなく、”中”であるための理論や行動を、アサーションでは勉強していきます。

アサーションをやってみよう!

ここで例題を出してみます。
自分だったらどのように感じ、どのような行動を取るのかを考えてみてください。

友達は仕事が忙しくあまり会う機会に恵まれませんでした。そんな友達と久しぶりに会うことになり、楽しい時間を過ごしていました。

会話は休日の過ごし方についての話になりました。

友達「休みの日は何をしているの?」

 「家事したり、DVD鑑賞したり、お昼寝したりして過ごしてるよ

友達「あなたは”暇”でいいわよねぇ~。私なんて時間が無くて毎日大変よ。先週なんて休み返上して仕事だったんだから」

さて、あなたはどう感じましたか?

友達とはいえ、暇でいいわよねと言われるのは、なんだか心外ですよね。

 

休日をどう過ごそうが、休日なんだから私の自由でしょ!
という反発心が生まれるくるのは当然のことです。

 

これを3つのタイプ別に対応をみてみましょう。

  1. 非主張的

    むっとした気持ちを無理やり抑えこんで、笑顔で受け答えする。
    そして後に愚痴や不満が溢れだし、友達とは次第に距離を置くようになった。

  2. 攻撃的

    怒りをそのままぶつけ
    「その言い方はないんじゃない!?こっちだって頑張って働いてるんだから、休日をどう過ごそうが私の勝手でしょう!!」
    と、感情のままに行動する。

  3. アサーション

    相手を尊重し自分も大切にしますから、出るとこは出て、引っ込むところは引っ込めます。
    「たしかに○○子は大変だよね。本当に尊敬するよ。でも”暇”って言われるのはなんだかショックだから今度からやめてほしいな」

 

非主張的な行動と、攻撃的な行動のちょうど中間の行動がアサーティブな行動です。

自分がどれに当てはまるのかじっくり考えてみて
より穏やかな物言いと、はっきりとした自己主張ができるように改善していきましょう。

アサーションを行うための4つの自己分析

アサーションをするためには、自分に何が起こっているのかを把握するために、下記の4つの項目を書き出しましょう。

【状況】

実際に起こった辛かった出来事を思い浮かべてください。その時の状況を詳しく書き出していきます。

「どこで、どんな状況でそれが起きたか」
「そのとき誰がいたか」
「どんな流れで物事が進んで行ったか」

【気分】

そのとき自分はどんな気分になったかを細かく書き出します。

「恥ずかしい気持ちになった」
「腹が立った」
「憎たらしいと思った」
「悔しい気分だった」
「憂鬱」

【行動】

そのときにどんな行動をとったかを書き出します。

「言い訳をした」
「言いたいことを抑え込んで、黙り込んだ」
「相手を罵倒した」
「法的な手段に出て、徹底的に戦った」
「嫌味・皮肉を言って罵った」
「二度と会わないようにした」

【自動思考】

育った環境で身についた、条件反射の思考のことです。しっかり自己分析して細かく書き出しましょう。

「何を言っても分かってくれないだろう」
「こんなことを言っては嫌われてしまう」
「きっとこれを言うと相手が傷つくだろう」
「相手の希望を叶えないと、きっと相手はがっかりするに違いない」
「友達同士だから、きっと話さなくても分かってくれるだろう」
「自分の主張を強くしないと、きっとなめられてしまう」

特に自動思考が一番やっかいです。
これは心のクセのようなものなので、なかなか変えることは難しいのです。その人が人生で学んできた処世術なので、そう簡単に覆るものでもありません。

ですが、このように起こった出来事を分解していくことで、自分に何が起こったのかはっきり把握することができます。

そうして自分の心の偏りに気付いていくことで「こんな受け止め方をすることもできるぞ!」と、自動思考にもっと選択肢を増やしてあげることはできるのです。過去に通用した処世術でも、今は邪魔になっていることが多々あります。その思考を消すのではなく、新しい考え方を取り入れ、上書きしていくことはできます。

地道にコツコツと、上手に自分と他人と付き合っていきましょう^^

まとめ

  • アサーションを学ぶことで、自分も相手も大切にすることができる
  • 強い自己主張では、相手の反発を生み、人間関係が軋みやすい
  • 弱い自己主張では、自己を抑圧してしまい、愚痴や不満などの心労を抱えやすい
  • 4つの自己分析を行うことで、アサーションに近づく

 

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