ギャンブル依存症の疑いのある人は、全国で536万人にものぼると言われています。
世界的に見ても日本のギャンブル依存者は非常に多いです。
たしかにパチンコ、スロット店が町の至るところにありますもんね!
更に問題なことは”低所得者”の方がより依存症になりやすいということです。
金銭的に余裕のない人の方が、安易に儲けようとギャンブルに深くのめり込んでしまうのです。
あなたを救えるのは、あなたしかいません。
ギャンブル依存症になっていることに気付く
あなたは既にギャンブル依存症になっているかもしれません。
下記のことに当てはまっていたらあなたはすでに依存症です。
- ギャンブルのことが常に頭の片隅にある
- ギャンブルのせいで、私生活が乱れている
- 友人関係や仕事よりもギャンブルの方が優先順位が高い
- 友人・家族・恋人と遊んでいるより、ギャンブルしていた方が有意義な1日だったと後悔することが多い
- 借金してまでギャンブルを打ってしまう
ギャンブルの優先順位が異常に高くなってしまっていることが問題です。
友人・恋人・家族との関係を疎かにし、
私生活や睡眠時間を犠牲にしてまで、
毎日毎日ギャンブルを行っているのであれば、
自分は正常な状態ではないのだと認識してください。
脳が快楽ばかりを求め、正常な判断がつかない中毒状態にあるのだと早く気付いてください。
辞めたいんだけどやっちゃう人はぜひ辞める努力を。
治す気なんて毛頭ないね!って人はそのまま続けてください。
そして限界がきたら辞める努力をしてください。
ギャンブル依存症は世界的に認められた病気である
ギャンブル依存症はれっきとした病気なのです。
病気だから治療をしないと治らないのです。
そこまでギャンブル依存症というのは重い病気なのです。
- お金を決まった分しか持ち歩かないとか
- ギャンブルをやらないという誓約書を書いたり
- 銀行カードを持ち歩かないようにしたり
そこまでやっても簡単に意思が揺らいでしまいましたよね。ギャンブル依存を克服した人の話は壮絶です。
家族を裏切り離婚することになっても、借金をしたり会社のお金を横領しても、決してやめることはできなかったと言います。
ギャンブル依存はそれだけ改善が難しい病気なのです。自分ひとりで治すなんて出来ないんだと自覚してください。
ギャンブル依存症から脱出する3つの方法
ギャンブル依存は、薬物依存と同じで自分の意志だけコントロールできるものではありません。
でわどうやってギャンブル依存と向き合っていけば良いのでしょうか。
一緒に見てみましょう。
①自分がギャンブル依存症ということを認めてください。
ギャンブルを辞めたいと思うなら自分は精神病者なのだと自覚してください。
自分の置かれている状態をきちんと把握しないと、
改善することに繋がりません。
「みんな一緒だよ」とか「誰でもこうなるさ」と開き直らないで、
今のあなたはおかしいのだということをまず理解してください。
ギャンブルを知らなかった自分と今の自分を比べて、
どっちになりたいかよく考えてみてください。
②ギャンブル依存者の手記を読む
ギャンブル依存者が実際に語っている手記や動画を見てください。
ギャンブルへの後悔や、やり場のない怒りが克明につづられています。
- その人はなぜギャンブルにのめり込んでしまったのか
- ギャンブルをしてどんな目に合ったのか
- ギャンブルで失ったものを何か
ギャンブル依存症患者の、苦しみや悩みは決して他人ごとではありません。未来のあなたも同じようになってしまいます。同じギャンブル依存者の方の話を聞くことはとても大切なのです。
麻薬依存のセラピーも同じで、依存者同士で実際に経験した苦しみを語り合うのです。
そうすることで
「私と同じ境遇だ!」
「苦しんでいるのは私だけじゃないんだ!」
「これは病気なんだ!」
と気付くことができるのです。
実際にどんな感じで書かれているのかみてみましょう。
【ギャンブル依存者の手記】
リンクを貼らせていただいたのでご覧ください。
学校も、勉強も、将来も、全てを奪ってしまったギャンブルにそれでもハマり続ける。
後悔と絶望の過去を語られています。
③ギャンブル依存症の治療期間に行く
ギャンブル依存症には専門の機関にご相談することが一番です。
ギャンブル依存症には、うつ病・躁うつ病・自立神経失調症などの精神病が伴うことが多くあります。
家族の方が頑張ったとしても依存症克服は難しいでしょう。むしろ家族の方が支えてしまったことが原因で、ギャンブル依存症が悪化してしまったケースが多々あります。
よくあるケースが、ギャンブル依存者の借金を家族の方が肩代わりしてしまうことです。
これは正しい対処ではありません。
借金してもなんとかなると思わせてはいけないのです。
一時期辞めたとしても、ちょっとぐらいギャンブルしてもいいや♪という気持ちにさせてしまいます。
専門の機関にきちんと相談して、きちんと病気と向き合うことが最も大事なことです。
ギャンブル依存症を改善する施設
認定特定活動非営利活動法人 ぱちんこ依存問題相談機関
http://rsn-sakura.jp/qa.html
こちらへの電話相談料は一切かかりません。最寄りの相談機関をご案内してくれます。
ギャンブラーズ・アノニマス GA日本ホームページ
http://www.gajapan.jp/jicqa-qa.html
こちらの自助団体は、参加費も会費もメンバー登録は必要ありません。「治したい」という意思さえあれば誰でも参加することができます。
ギャンブル依存症患者のための相談窓口
http://xn--ock3dqb7a0b3537avfr0k2c.com/government/
こちらのサイトでは、行政機関である「精神保健福祉センター」について詳しく書かれております。
私の父はアルコール依存症
親父は外面は良くて、仕事も真面目で、愛嬌あって気さくで、皆から好かれるタイプの人間です。
でもダメな欠点があり、それがアルコール依存症ということ。
母ちゃんは相当苦労してました。親父は酒癖が悪く飲んだらすごくタチが悪い。暴力とかそういうことはしませんが怒鳴ったり、絡んできたりして子供の頃は本当に怖かった。
母ちゃんは子供達がいなければ絶対離婚してたと言ってました。
酒を飲んでくる度に母ちゃんは家を出て実家に戻り、親父は母ちゃんと義理母に二度と飲みませんと宣言する。
でもほとぼりが冷めると・・・
「付き合いで飲みに行かなくちゃならない。でも飲まない。」
そう言って約束を守った試しがない。
嘘は1度や2度じゃない。自分の目にした限りで500回は越えている。
小さい頃は怖くて母ちゃんと一緒に怯えてた。
中学になった時にはじめてめちゃくちゃ喧嘩した。
社会人になってか母ちゃんの前で親父に土下座させて今までの事を謝らせてた。
そしてもう二度と飲まないと言い切った。
本当に最後にもう一度信じようと思った。
でもやっぱり裏切られた。
ある日家に帰ったら親父が酔っ払って母ちゃんを怒鳴りつけてた。
その時はじめて親父に手を挙げた。ビンタですけどね(笑)
そしてその日を境に家族全員が親父を気持ちの面で見限った。
おれも母ちゃんも実家を出て、いまは親父しか実家に住んでいない。
今になって思うのは親父はアルコール依存症だ。
依存症になると自分一人の力で制御できるもんじゃない。
家族全員が力を合わせなければ治らない。
何よりに本人に治す気がないと無理だ。
だから周りがどれだけ止めて!と言っても
そう簡単に止められないのである。
自分が依存症かもと思ったのなら、ぜひ上の記事を参考にしてなるべく早く行動してほしい。
大事な人を悲しませるのはここらへんで終わりしましょう。
まとめ
- ギャンブル依存は世界的に認定されたれっきとした病気
- ギャンブル依存は誰でも成りうる
- まずは自分がギャンブル依存だということを自覚する
- ギャンブル依存者の手記を読むことで、自分も依存症なんだと受け入れる
- 一人や家族内で解決することは不可能!必ず専門窓口へ相談すること
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