この記事の対象となる方
・販売に罪悪感を感じている
・販売トークをするのが辛い
・販売トークをするたびに心がすり減る
こんな想いを感じている人は、ぜひとも一読していただきたいです。
販売にありがちなのは、先輩や会社自体がゴリ押しトークを推奨しているもんだから、それを真似して撃沈するパターンです。
これでは販売が嫌いになって当然です。
現代における心の痛まない有効な販売トークの鍵は【無理に押さないこと】
その理由は、次の章で解説します。
逆に人に嫌われる方法を考えてみる
人に嫌われる方法を考えてみましょう。
パターン1 批判してくる
「あれって駄目だよね」
「○○の設定がつまらないよね」
「なんか作者の押し付けが強いよね」
という痛烈な批判をされてしまった。

あ~あ。
やらかしてるわね。

うむ。
たとえ言っていることが事実だったとしても、実際にそれを見て楽しんでいる本人さえも批判しているように聞こえてしまうな。
パターン2 価値観を押し付けてくる
「転職しようと思うんだ~」と知人に相談したところ、こちらの状況に耳を傾けず、
「それじゃダメだよ!」
「なんでその転職したいって言う熱意を今の仕事にぶつけられないの!?」
「弱すぎる!私ならもっとこうする!」

うざっ!

どのぐらいの距離間の知人か分からないが、こちらのことを理解しようとしてくれない人には、あまり言われたくないな。
パターン3 本当の目的を伏せて勧誘する
とても嬉しく思い遊ぶ約束を入れた。
一緒に食事に行ったのだが、「儲け話があるんだけどやらない?」と数万円もする教材を勧めてきた。

これはガッカリするわね~!

うむ。
俺と会うことが目的じゃなくて、商品を売ることが目的だったことが非常にショックだよね。
人から嫌われることを3パターンご紹介しました。
これをケータイ販売トークに置き換えてみましょう。
人に嫌われる方法から学ぶ、ケータイ販売トーク
人に嫌われるパターンを、ケータイ販売に置き換えて解説していきます。
私なりのこうすれば良いかもよ~?とトーク例も掲載しています。
パターン1 批判してくるケータイ販売員
もうバッテリーも持たなくて、スペックも悪いから遅いんじゃないですか?
もうiPhoneの時代は終わっています。
自分の会社の商品を売りたいなら、お客様の持っているものや、考えを否定するのは絶対にNG!!
どれだけ良い商品だったとしても「あなたからは買いたくない!」と思われます。
自社商品を売りたいなら、私はこうします。
トーク改善バージョン
「実際に私もサブケータイで現役でiPhone5使ってますもん!」
「新製品のiPhoneも多く出てますが、iPhone5にはどのようなこだわりがございますか?^^」
相手を否定せず、なぜ今でもiPhone5を現役で使っているのか聞きだします。
『コンパクトなスマホが好きだから』
『iPhone5が好きだから』
『買い換えるのが面倒だから』
こうした本当の理由を聞きだすためには、相手を否定しないことが最も重要な要素となります。
だって否定してくる人になんて心開きたくないでしょう?(^ム^)
パターン2 価値観を押し付けてくるケータイ販売員
今なら絶対にAUがお得です!!!
毎月の料金もお安くなるし、今ならiPhoneご購入で高額キャッシュバックも実施しています!!
今使っているケータイ会社の解約金も負担できますし、お客様にとってご不便なことは全くありません!!!
今の高いケータイ会社を辞めて、AUに乗り換えた方が年間7万円も節約できますよ!!!
・自分のことをどれだけ理解しているか
トーク改善バーション
ケータイ料金を見直しして、お客様が喜んでいただけることが、仕事をしていて何より嬉しい瞬間です(*^。^*)
ケータイ料金見直しのお手伝いをさせていただけれたらと思います。
料金を見直しするために何点かご質問させてください。
毎月のケータイ料金は高いと感じていらっしゃいますか?
毎月家族全員でおいくら支払っていらっしゃいますか?
今使っているスマホに不満はございますか?
などなど
・友達感
ツイッターをやっていたら自称稼いでいる人からダイレクトメールがきて、「年収は?」「副業で取り組んでいることは?」「将来稼ぎたい金額は?」と質問攻めにされたことがあります。
パターン3 本当の目的を伏せて勧誘する

「こちらで抽選会開催してま~す!」
「どうぞ無料なのでガラガラ回して景品当てちゃってくださ~い^^」
お~!黄玉ですね!
では景品をご用意しますので、こちらのイスに掛けてお待ちください。
~別のスタッフがくる~
「景品準備のあいだに、簡単な携帯電話アンケートにお答えください^^」
「毎月のケータイ料金は?」
「今使っているケータイ会社は?」
「自宅にネット回線引いてますか?」
お客様(ハメられた…)

抽選会でお客さんを集めるわけね

そう!
この手法は、今も昔も大きな利益を生み出す効果的な手法なんだ。

でも中には、ショッピングモールの抽選会と勘違いさせるような抽選会を行っている所も多いんだ。携帯会社とバレないように服装も変えて、声出しでも携帯会社の名前は出さないんだ。

お客様としては騙された気分になるわね。

私は何度もお客様に怒られたよ(笑)
そりゃそうだと思う。

でも現実問題としてこれが一番売上を伸ばせる方法なんだ。
会社がこの方法でやると言ったら、雇われている私たち販売員はやりたくなくてもやるしかないのが実情なんだ。

いっそ法律で禁止でもしてくれないと逃れられないわけね。

そう。
だからやらざる得ない方のための心を擦り減らなさいトークを書くよ。

これで少しは心理的負担を減らすことが可能だ。
トーク改善バージョン
「こちらで抽選会開催してま~す!」
「どうぞ無料なのでガラガラ回して景品当てちゃってくださ~い^^」
お~!黄玉ですね!
では景品をご用意しますので、こちらのイスに掛けてお待ちください。
~別のスタッフがくる~
「私たちケータイ電話の料金見直しを行っております。」
「お客様のケータイ料金が少しでもお安くできるよう簡単なアンケートをお取りしています。」
「毎月のケータイ料金は?」
「今使っているケータイ会社は?」
「自宅にネット回線引いてますか?」
ケータイ会社ということを隠して、しれっとアンケートを書いてもらってゴリ押しトークする手法が流行っています。
この方針についていけそうにない場合は、上記のように自分たちが何者なのかをお客様に話してしまいましょう。
あとはお客様に「騙された~」と声に出して言われてた場合は、素直に認めちゃいましょう。
「すいませんこんな方法でアンケートお取りして。」
「でも私たちは、お客様の料金がお安くなることに全力を注いでいます。」
「料金を見直しをしていただいて、もしお気に召したのであれば、ご検討いただけると幸いです。」
わたしはこのように全て正直に話してました。
ちなみに効果は抜群でした。
20代の若いお兄さんは、最初は騙された~と嫌悪感を出していましたが、最後には私から商品を買いたいと握手までしてくださいました。
会社の指示に従うしかないのは辛いですが、それでも自分の心を守るため出来る事はあります。
お客様にとっても、ケータイ会社ということを隠して抽選会を開くのは気持ちが良くないので、辛くなったら自己開示して、正攻法でお客様とトークしていったら良いと思います。
人から嫌われるポイントを知って、販売トークで心を擦り減らさない
1人では出来ないことが、仲間がいることが出来るようになります。
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