死ぬ気になったら何でもできるかって?
無理です(笑)
本当に無理です(笑)
なぜなら、私がうつ病で絶望していたときに
「死ぬ気になれば何でもできるはずだ!」
思えば思うほどうつ病が悪化しただけでした(笑)
死ぬ気になっても、できないものは出来ない!
「もう無理!」
「これ以上は限界!」
そういう心に鞭打って、死ぬ気で仕事をしていました。
しかしある時、来るべき時がきたのです。
うつ病です。(左から右に受け流せない~♪)
ようこそうつ病です。
座ってても辛い。
立ってても辛い。
寝てても辛い。
ご飯食べてるのも辛い。
テレビから聞こえる音楽がうるさい。
テレビから聞こえる笑い声が辛い。
癒しの音楽でもロックでもバラードでも音楽のすべてが自分が苦しめる。
音という音全てが私を苦しめる。
景色に色がない。
ご飯も美味しくない。
太陽の光が私を苦しめる。
眠っていても私を苦しめる。
これ人生終わらせた方が絶対楽じゃん!
って思いましたよ。
だって何してたって絶望的な気持ちなんですから(笑)
死ぬ気なんてなかったけど、衝動的に飛び降りたくなりました。もしかしたら自殺って、意を決してするもんじゃなくて、衝動的にしちゃうものなのかなって思いました。
「死ぬ気になれば何でもできる」はあまりにも薄っぺらい
精神的に追い込まれている人に対してする励ましじゃないです。
良かれと思っていても、それは相手の心に鞭打っていると同じことです。
追い込まれている人には「死ぬ気になれば何でもできる」と言っても、そもそもガソリンが切れているんだから動けないんですよ。
普通だったらガソリン無い車に、頑張れば走れるだろ!とは思いませんよね。
人間の場合は、ガソリンメーターなんて便利なものが表示されませんので、相手も自分も置かれている状況がよく分かっていないのです。
心は見えないものなので、励ましてしまうことも仕方がないのですけどねぇ。
心が弱っている人への正しい励まし方
心が弱っている人が本当に欲しているのは休息です。
本人は、休むことは悪だと思い込んでしまっていることが多々あります。だから今はゆっくり休んでもいいんだよ。いつでも力になるから言ってね。
というのが最も落ち着きます。そして早めに心療内科に足を運ぶことをオススメします。
大事なことは『励まし』じゃなくて『見守る』
- 死にたくて死にたい奴なんかいない
- 心が骨折しているのに無理に走ろうとしている
- あなたに本当に必要なのは休息
大丈夫。
きっとよくなります。
私ですらよくなったんですから。
私は認知行動療法の”森田療法”と出会いうつ病を克服しました。
何もできない自分、何もできない日々に焦る必要はありません。
とにかく今はゆっくり治していいんです。
休息こそがあなたの一番のやるべきことなのです。
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